「仮運転免許」とは?

自動車免許を取るほとんどの人は、自動車学校に通い、そこでいろいろな勉強と経験を積んでから本免許試験に臨み、合格して免許を獲得するだろう。
したがって、ほとんどの人がまず仮運転免許を取得することになる。
その中で、仮運転免許という言葉を耳にしたこともあるだろう。

仮運転免許とは、自動車学校での所定の学科教習、技能講習を経て、公道での運転練習をするためだけに発行される、文字通り仮の免許だ。
そのため、通常の運転免許には存在しない様々な制限がある。
まず、仮運転免許は6ヵ月という期限が設定されている。
もしも有効期限が切れてしまった場合は、さらに試験を受けることで再取得が可能だが、その場合は期限がさらに短くなってしまうので注意が必要だ。
また、仮運転免許は公道での運転練習のためだけの免許のため、当然私的な運転を勝手に行うことは禁止になる。
さらに、公道で教習車を使って練習するときは、指導員が同乗することが求められる。
仮運転免許は、教習所で通っていれば必ず取得するものであり、教習所以外では全く必要のないものでもあるといえるだろう。

しかし、本免許試験は必ずしも教習所に通わなくても、「飛び込み試験」という一発合格を狙った試験を受けることも可能だ。
この場合、仮運転免許はどうなるのかといえば、飛び込み試験は一日で仮免許試験と本免許試験の両方を行うため、仮運転免許もその過程で取得することになる。
つまり、自動車の運転をしたい人であれば、機関の違いは個人によってあるものの、必ず取得することになるのが、仮運転免許なのだ。